ウチコジ

脳障害をもつ当事者と家族の心とからだの健康をつくる、健康・栄養情報 & ワークショップ

神経伝達物質

高次脳機能障害はセロトニン不足?


神経伝達物質のなかまたち

人の精神状態や記憶などをつかさどる神経伝達物質。

おだやかな気持ちになったり、
焦りが止まらなくなったり、
有頂天にハイになったり、
超集中モードになったり、
そんなとき脳の中ではさまざまな神経伝達物質が、
神経細胞の間を行き来しています。

よく聞きますよね。

セロトニンとか、ドーパミンとか、アドレナリンとか。
それらをまとめて、神経伝達物質といいます。

セロトニンが不足すると

今回はそのなかでも、セロトニンのお話です。

セロトニンは、ぞくに幸せホルモンと言われています。

これが不足してしまうのがうつ病
というのが世間一般の理解。
実はそんな単純ではないのですが、それは今回はおいといて…

セロトニンが足りない人にはこんな症状がでてきます。

  • 怒りを感じる
  • うつっぽい
  • これまで楽しんでいたことに喜びを感じない
  • 冬や曇りの日にうつっぽくなる
  • 友達といっしょにいることを楽しめない
  • 睡眠の質がわるい
  • ほかの人に依存的になる
  • 痛みに弱くなる

高次脳機能障害を知るものとしては、
「あれ?」とならないでしょうか。
高次脳機能障害の症状とかぶるところがあるのでは...?

前頭葉とセロトニン

考えてみると、
それもあたりまえといえばあたりまえなのです。

前頭葉は脳のなかでも、
もっともセロトニンの影響をつよく受ける部分です
(脳の中で最もセロトニン受容体が多い)。

つまり、セロトニンの不足は、
前頭葉の機能を下げてしまう。
脳損傷で前頭葉の機能が下がってしまっている状態と
似ていても不思議はないのです。

セロトニンで高次脳機能障害の症状をおさえられる?

そこで考えたいのが、
高次脳機能障害の症状だと思っていることが、
もしかしたら単純なセロトニン不足が原因かもしれないということ。

セロトニンを調節すれば、
上記のような症状が改善するかもしれません。

「じゃあ医者に相談して薬を出してもらおう」と思いましたか?
いやいや、セロトニンは案外簡単に自分で出せちゃうものですよ。

その方法については、また次回 「自分でつくるセロトニン(1) – 太陽の光」 につづきます。

[注意]
セロトニンをサプリで安易に増やす行為はリスクをともないます。セロトニン過剰によりうつが悪化するケースがあります。主治医にご相談のうえご利用ください。