ウチコジ

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ホルモン 注目記事

高次脳機能障害はホルモン異常?


脳を損傷すると、
麻痺が起こったり、
失語症になったり、
遂行機能に障害が出たり、
本当にいろいろありますが、
見逃されやすいのがホルモンの異常です。

ホルモンってなに?

そもそもホルモンってなんでしょうか?

ホルモンは、
体の内分泌器官でつくられ、
血中をめぐって、体内の他の部分へ
メッセージを届ける働きをするものです。

つまり、
体を調節するための指令物質のようなもの。

「血圧低いよ、高くしよー」とか、
「お、ストレスだ、臨戦態勢の準備だぞー」とか、
「そろそろ起きる時間ですよー」とか、
「お腹がすいてきましたねー」とか、
日々そんな指令がホルモンを通して
発せられています。

ホルモンの司令塔

さて、
ではそれらの指令を発している
もとの器官ってどこ?
という話になるのですが、
これもいろいろとあります。

甲状腺とか、副腎とか、
卵巣とか、精巣とかですね。

そして、
実はそれらの器官の
さらに上の司令塔がいる場合もあって、
それが脳のなかにある
視床下部下垂体のコンビです。

つまり、
内分泌器官の多くは
視床下部と下垂体の指令なしには
動かないのです。

脳損傷によるダメージ

だんだん話がみえてきますよね。
脳を損傷するとどうなるのか。

事故などで脳に強い衝撃を受けた場合、
視床下部や下垂体にも
ダメージを受けることがあります。

脳卒中の場合も、
衝撃こそありませんが同様です。

一時的に血流が阻害されて、
視床下部や下垂体が
ダメージを受けることがあります。

こうして、
視床下部や下垂体を傷つけ、
ホルモン分泌をおかしくしてしまうことがあります。

高次脳機能障害の症状とホルモン

たとえば、高次脳機能障害の人によくみられる
抑うつ、疲労、集中力の低下、
感情のコントロール低下
などの症状も
実はホルモン異常が関係していることが
あるらしいのです。

または、甲状腺ホルモンや、
性ホルモンに異常がある理由の一つとして、
過去の脳損傷があるかもしれません。

家庭でできるセルフケア

では、どうすればいいのでしょう?

多くの場合、
ホルモン異常そのものに対して
治療を施さなくても、
脳損傷によって引き起こされた
脳内炎症や、
血液脳関門のダメージ、
腸内環境を改善したりすると
ホルモン分泌の異常もおさまるそうです。

ということは、
自分たちでなんとかできるということです!

肝は、
食事と生活習慣。

お医者さん任せじゃない
自分主体の体調マネジメントができれば、
いろいろな問題を解決できるかもしれません。