ウチコジ

脳障害をもつ当事者と家族の心とからだの健康をつくる、健康・栄養情報 & ワークショップ

脳損傷

脳損傷後の食行動の変化


受傷後の食行動の変化って、よく聞きますよね。

ワークショップでも、
受傷後食べる回数が増えたという方がいらっしゃいました。
夫も受傷後すぐは、ずっとチョコレートを貪り食べていたらしいです。

海外の研究をみても、
やはりそういったケースはよく見られるようで、
ある研究では
重症の脳損傷患者のうち27%に食行動の変化が見られたそうです。

正確な理由はまだわからないのですが、
食欲をコントロールする視床下部の損傷や、
それをコントロールする前頭葉の損傷が、
原因ではないかと考えられているようです。

詳しくはこちらの論文でどうぞ↓

[参照]

Secondary Eating Disorder: A Reality? Case Report of Post Brain Injury Sequelae
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5385755/

また、食行動の変化とあわせてよく耳にするのが、
受傷後の体重変化です。
これは、食行動の変化のほか、
活動量の変化や、
血糖などの代謝の変化
薬の副作用などが
複合的に関わっているのかもしれません。

どうしても食べてしまうようであれば、
せめて健康的なものを
食べてほしいというのが家族の思い。

そのためには
いつも手がとどく健康的なおやつを
常備しておきたいものですね。

たとえば、ゆで卵や、にぼしナッツなど、
本人の消化力やアレルギーに注意しながら
用意してあげるといいでしょう。

体に負担をかけやすい
甘いお菓子を食べつづけるのと、
体に必要な栄養を補給できる
健康的なおやつを食べつづけるのとでは、
その後の心と体の健康に大きな違いが出るはずです。